とっさの判断と連携で命を救いました。
西都市の用水路に転落していた男性を救助したとして、宮崎市と千葉県に住む男性2人に警察から感謝状が贈られました。

西都警察署から感謝状が贈られたのは、千葉県の清田淳也さんと宮崎市佐土原町の稗嶋浩汰さんの2人です。


現場は、西都市にある深さおよそ2メートルの用水路。



先月6日、清田さんが車で通りがかった際、高齢の男性が用水路に転落しているのを見つけました。


(清田淳也さん)「たまたまコンビニの手前で徐行していたので、左手を見たところ、あれ何か落ちているな。でも、人間か人形か分からなかったですね」

清田さんが110番通報し男性に声をかけ続ける中、現場を通りかかったのが稗嶋さんです。

(稗嶋浩汰さん)「ちょうど車に積んでいたはしごがあったので、こちらで下に降りて、意識確認して、なるべく多く声をかけて、気が散らないように(失わないように)してましたね」



稗嶋さんは着ていた衣服を使って、止血を行うなど応急処置にあたりました。


男性は背骨やけい椎などを骨折していましたが、救急搬送され命を取りとめたということです。

(清田淳也さん)「警察の方からお電話があって、男性の方が、意識を取り戻して、ご家族のもとに帰れたと聞いて、安心しました」

(稗嶋浩汰さん)「(同じような状況に出くわしたら)迅速に対応して、地域貢献にも積極的に取り組んでいきたい」