完全ハンドメイドで「空飛ぶクルマ」の部品も

そんな宮崎日機装では、今、最先端の乗り物の部品も製造しているということで、関根和弘工場長に案内してもらいました。

(三浦功将記者)
「この窓からは何が見えているんですか?」
(宮崎日機装 航空宇宙工場 関根和弘工場長)
「今こちらでは空飛ぶクルマ、eVTOLと言われている(クルマの)部品を作っています。今ちょうど作っているのが、テールノーズの補強材の部品を作っています」

アメリカのベンチャー企業「ジョビー・アビエーション」社が開発中の空飛ぶクルマ「eVTOL」。

パイロット1人と乗客を最大4人乗せて、タクシーのように人を運んだり、デリバリーサービスで物を運んだりするなどの応用が期待されています。

日機装は、そのeVTOLの翼や胴体、バッテリー部を補強するパーツを製造しています。

(三浦功将記者)
「機械をもっと使うと思っていたけど、手作業が多いんですね?」
(宮崎日機装 航空宇宙工場 関根和弘工場長)
「航空機もそうだが、このeVTOL=空飛ぶクルマは少量多品種というものになっていて、なかなか自動化が難しい製品になっているので、すべて手作りで作っていくことになる」

(三浦功将記者)
「ハンドメイドなんですね?」
(宮崎日機装 航空宇宙工場 関根和弘工場長)
「完全にハンドメイドですね」

製造は緻密な作業で、宮崎日機装では技術者のスキルアップを図りながら製造にあたっています。