8月、神戸市で発生したマンションのエレベーターでの痛ましい事件は記憶に新しいでしょう。
女性が刺されて亡くなったこの事件は、いわゆる「ストーカー」によるものではなく、知らない人からつきまとわれた結果、発生した事件でした。
このような事件は他人事ではありません。私たち一人ひとりが「つきまといから身を守る」ための知識を持ち、実践することが大切です。
街の人に聞いた「つきまとい対策」の実態
街頭インタビューでは、多くの人が日常的に防犯対策を心がけていることがわかりました。
(街の人)
「なるべく1人で行動しないようにしています」
「1人で帰るときには、電話しているふりしながら帰ります」
「オートロックに入るときに誰かと一緒にならないように気をつけています」
「小さい子がいるので気をつけています。小学校や地域で配ってくれるブザーは必ず子どものランドセルに持たせるようにしています」

こうした対策を講じている人がいる一方で、実際につきまとい被害に遭った経験を持つ人もいました。
(10代女性)
「自転車で友達と遊んだ後に帰っていたら、男の人がついてきていて、自転車でいろんな道を行ってもその人がいて、友達の家に逃げました。やっぱりその助けを求めるということが大事だと思います」

このような被害は氷山の一角で、実際にはもっと多くの人が何らかの形でつきまとい被害に遭っていると考えられます。