「ニーズに適合する技術」ドローンの災害対応力に期待

石川県 浅野大介 副知事「様子を急いで見に行かなきゃいけない、実働部隊の中できっとニーズはあると思っていて、そこに適合する技術が出てきたんだなというのは非常によく分かりました。」

KDDIスマートドローン株式会社 博野雅文 代表取締役社長「X10は、あらゆる天候に活用可能な機体であるということが1つのポイント。今回、非常に強風であったということもあって、このような環境でもしっかりドローンとしての役割が果たせることが示せたのが良かった。」
今回、訓練が行われた津幡町とその隣のかほく市では、2023年7月に線状降水帯が発生。かほく市では、観測史上最大となる1時間に85ミリの猛烈な雨が降り、津幡町では4つの川が氾濫する被害が出ました。

訓練では、ドローンに搭載したスピーカーを活用してサイレンやアナウンスの音を出して、住民の避難を誘導するデモンストレーションも行われました。
KDDIによりますと、このドローンを使った実証実験は全国初の取り組みで、今後は実際の災害現場でも運用したいとしています。