能登半島地震以降、休業が続いている石川県七尾市の和倉温泉にある「加賀屋」が公費解体を申請し、新たな方針を発表しました。計画していた新しい拠点旅館の場所を変えるとともに4つの旅館を3つに集約し、2026年度以降の営業再開を目指します。
加賀屋・渡辺崇嗣社長
「損傷が激しかったり、費用がかかることが見込めてきたので、残念ながら旅館としては使用しないと断念をした」
加賀屋グループは、「おもてなし日本一」の旗艦店である加賀屋について公費解体の申請が完了したことを明らかにしました。加賀屋は、能登半島地震によって地下から海水が流れ込み、現在もポンプを使ってその水を排水する状況が続いています。加賀屋の解体には数年がかかる見込みで、跡地の活用については今後検討していくとしています。
