芸術や科学、経済など様々な分野の著名人や専門家が集い講座を開く催しが、石川県加賀市で行われています。
「エンジン01 in加賀温泉」と銘打ったこの知的創造イベントは、有識者らでつくるボランティア団体が年に1回開いていて、今回は地域文化の見直しや能登の被災地支援を目的に、3日間の日程で9月5日に開幕しました。

6日は100を超える講座が開かれ、「温泉文化の魅力」をテーマにした講座では、作家の林真理子さんや、ホテルや旅館事業を展開する星野リゾートの星野佳路社長が講師を務めました。

林さんは日本の温泉文化は「歴史や食事、しつらえ、文学などを取りまとめたもの」と持論を展開し、星野さんは「温泉は世界各地にあるが、日本の温泉は裸で入るもの。そこを譲ってはいけない。」と、文化の多様性を強調しました。