ついに1000円の大台に乗ります。石川労働局は県内の最低賃金を現在の984円から70円引き上げ、1054円とすることを発表しました。

労使の代表で構成される専門部会が5回にわたる調査や審議を行った結果、県内の最低賃金を1054円とすることで結審し、石川労働局に対して答申しました。

最低賃金70円の引き上げは、2024年の51円を上回る過去最高の引き上げ額です。専門部会では北陸3県における地域間格差の是正に加え、能登半島地震や奥能登豪雨による影響をふまえ、この額を引き上げる結論に達したとしています。

石川地方最低賃金審議会・木村弘会長「近年急激に最低賃金が上がっているので、使用者側の支払い能力の面から国なり県なり構造的に継続的な賃上げができる体制を整えていく必要がある」

1054円への最低賃金の引き上げは早ければ10月8日に発効します。