金沢市で歯科医院を運営していた医療法人「津田歯科医院」が7月11日、後継者不足を理由に金沢地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かりました。負債総額は約3600万円に上るとみられます。

地域の歯科医院として開業も…

民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、津田歯科医院は1993年5月に金沢市長坂で開業。地域住民を中心に患者の診療にあたり、2022年にはおよそ2000万円の売り上げがあったものの、少なくとも4年前から債務超過に陥っていました。さらに今年1月には院長が死亡し、その後は歯科医師が不在の状態が続いていました。去年4月時点での負債総額はおよそ3600万円とみられます。

歯科医院は供給過多状態

帝国データバンクによりますと、歯科医院は全国的に供給過多で、競争が激しくなっているということです。