住民から市長に質問「震災遺構の考えはあるか」
国の有形文化財にも登録され、地元の子どもたちに親しまれてきたプール。
被災後の在り方について、8月18日、復興に向けた市と住民による懇談会ではこんな声が聞かれました。
住民
「観光資源がなかなか復活しないが『震災遺構』を残される考えはあるか。(鴨ヶ浦の塩水プールは)生活には支障がないので、残すことは可能か」
「震災遺構」とは、地震の教訓を次の世代に伝えるため、被害にあった場所を形として残しておくこと。

声を上げたのは、塩水プール近くに旅館を構える「輪島温泉八汐」の関係者です。
輪島温泉八汐 谷口浩之常務
「輪島市民は1回は遊びに行ったり、遠足に行ったりした場所だから、本当に思い出の詰まった場所だと思う。被害の大きさとか自然の脅威を感じるにはああいった場所が残っていてもいいのかな」















