国会が会期末に迫るなか、最大の焦点となっている「衆議院の議員定数削減」法案。与野党の攻防は激しさを増し、成立は困難な状況になっています。一体、何が起きているのでしょうか。
議員定数削減法案 国会渋滞で成立困難に
高柳光希キャスター:
今の臨時国会の会期末は12月17日となっています。定数削減法案が提出された12月5日から1週間が経過していますが、未だに審議入りしていません。なぜ時間がかかっているのでしょうか?

TBS報道局 政治部 青木孝仁:
定数削減について議論する国会の委員会では、すでに3日から企業・団体献金などのあり方を含めた政治資金について審議入りしていて、議論が渋滞している状況です。
国会では「先に審議入りしたものは、先に結論を得る」という原則があるため、▼与党側は一刻も早く政治資金の採決をした上で、定数削減の法案を審議入りしたいのですが、▼野党側は審議入りにはまだ時間が必要だとしているため、折り合えていないという状況です。
15日にも政治資金の問題で委員会が決まっているので、会期末が17日と考えると、今は審議入りすら見通せていない状況であると言えます。














