4年ぶりの通常開催となる今年のよさこい祭り。その『通常』と言える理由の1つとして、競演場の復活があります。個性ある会場づくりやおもてなしなどで踊り子や観客を楽しませてくれる競演場。運営する人々の祭りへの期待や復活への思いを紹介します。

高知市の愛宕商店街。第1回のよさこい祭りから参加を続けてきた歴史ある競演場です。新型コロナの影響で途絶えていたよさこい祭りへの参加。4年ぶりの復活を決めたのは、地域を盛り上げようという思いからでした。
(愛宕商店街振興組合 小野大典 理事長)
「長いこと続いてきた祭りですので、止めるのは簡単ですけど止めると地域全体も少子高齢化で元気がなくなってきている。またここで1つ地域の活力がなくなることになるので、なんとか続けていかないかんという気持ちでやると決めた」
愛宕競演場の特徴の1つは商店街の店舗や実行委員会のメンバー、ボランティアらによる踊り子へのおもてなしです。4年ぶりということもあり、「ブランク」も懸念されましたが…

(愛宕商店街振興組合 小野大典 理事長)
「最初やるって言うたとき不安だったんですよ。やるって言ったものの3年間やっていないのにどうなるだろう、皆協力してくれるんだろうかと、するとわりと皆さん気持ちよく『じゃあ一緒にやりましょう』と言うてくれて、今はちょっとホッとしています」
競演場のスタッフが着るTシャツも新調するなど、準備は着々と進んでいます。

「よさこい祭りはただ盛り上がるだけでなく地域の活力につながる。それは昔も今も変わらない」と話す小野さん。地域を盛り上げるための新たなスタートを切る節目の年にすると愛宕商店街は意気込んでいます。
(愛宕商店街振興組合 小野大典 理事長)
「昔はすごい賑わいだったという話が出る。またもう一度その活気を取り戻して、愛宕商店街だけでなく地域全体の活力源として、ここで続けていければと思っています」
