「アダルトサイトの利用料金が未納となっている」などという電話から高知県土佐市に住む50代の男性が760万円をだまし取られていたことがわかりました。
県警の調べによりますと先月2日、土佐市に住む50代男性のスマートフォンにアダルトサイト利用料の未納料金を請求するショートメールが届きました。男性がショートメールに記載されていた電話番号に電話をかけると電話事業者のミネギシを名乗る男から「1年分のアダルトサイトの利用料金が未納となっている」「誤登録なら支払い後に返金の対象となる」「請求額は10万円となる」などと言われ、10万円を振り込みました。

その後、日本保険協会のキタノやタカギを名乗る男から電話があり、「あなたの携帯電話から出たウイルスのせいで被害が出ていて加害者的な立場になっている」「補償金を支払わないといけない」などと言われ、サイト利用料金や保険加入料金、補償金などの名目で合計で24回にわたり760万円を振り込み、だまし取られたということです。

県内の特殊詐欺の被害は今年に入って22件目、被害額は1億円以上に上っていて県警が注意を呼びかけています。