家庭でできる「予防策」
「ヒートショック」の危険性やリスクについて触れてきましたが、家庭で私たちができる「予防策」を、北岡医師が話してくれました。

【ヒートショック予防策】
①自宅内の気温差を小さくする
②風呂では40℃以上の湯に急に浸からない
③長風呂を避ける
④家族と協力する
▼高知大学医学部 老年病・循環器内科 北岡裕章 医師
「『風呂に入って長時間反応が無い・出てこない』…で気づくのではなく、例えば、普段から『何分くらいで風呂から出てくるのか』を家族間で把握して、特に高齢の方は、家族が注意して見守ることで少しでも危険性は減ると思います」
また、12月8日夜には青森県沖で震度6強を観測する地震があり、一時は津波警報も発表され、大勢の人が避難する事態となりましたが、北岡医師は、こうした災害時の避難においても注意するべきことがあるといいます。
▼高知大学医学部 老年病・循環器内科 北岡裕章 医師
「災害時は、仮設トイレ・簡易トイレが屋外にある場合があり、『ヒートショック』のリスクが高まると思います。急な避難で難しい面もありますが、今回のような冬に避難する際は、温かい服装で外に出ることが大事です。高血圧などの持病のある方は、可能なら普段内服している薬剤も持参して避難すれば尚良いかと思います」










