電源が入らなくなった「ガラケー」を復活させ、中に保存されている写真を取り出すイベントが各地で開かれています。携帯電話で写真を撮る⋯今では全世界で当たり前のこの光景は、20世紀末に日本企業が開発した「カメラ付きケータイ」がきっかけで広まりました。その歴史と、古い「ガラケー」から写真を取り出す“術”について、まとめています。

「ガラケー」は「ガラパゴスケータイ」の略

今日のようにスマートフォンが普及する以前、携帯電話は「フィーチャーフォン」が主流でした。この呼び方よりは「ガラケー」と言った方が伝わりやすいかもしれません。

「ガラケー」は「ガラパゴスケータイ」の略です。周囲を海で隔離され生き物が独自の進化を遂げた「ガラパゴス諸島」のように、日本独自で様々な進化を遂げた携帯電話のことを指します。「パカパカ」でお馴染みの折りたたみ式、スライド式、ストレートタイプ、スマホのようなタッチパネル式⋯など、様々な形の端末の中に、赤外線通信、テレビ視聴(ワンセグ)、音楽再生⋯など多くの機能が搭載されていました。

中でも「カメラ機能」を搭載した携帯電話の登場は、日本だけでなく、世界を大きく変える出来事でした。