漢方薬の原料「山椒」の高知県内における生産地の1つが大豊町です。その大豊町の子どもたちに地元の自然や産業の豊かさを学んでもらおうと、町と大手製薬会社などが協定を結びました。
協定を結んだのは、漢方薬製造大手「ツムラ」と、大豊町、四国自然史科学研究センター、ツムラと契約栽培を行う「ヒューマンライフ土佐」です。4者は、大豊町で子どもたちへの教育を通じて自然環境の保全や地域振興につなげようと、19日に協定を結びました。
大豊町は、高知県内では越知町に次ぐ山椒の産地で、15年前からツムラに町産の山椒を供給しています。今回の協定はこの長年の“縁”を生かし、子どもたちに、ふるさとの自然や産業を守る大切さを学んでもらおうというものです。

具体的には、4者が協力して、4月から町立の義務教育学校・大豊学園で学習プログラムを実施します。学校周辺の森に定点カメラを設置して生息する野生動物を観察したり、特産品である山椒の収穫体験をしたりして、子どもたちは1年をかけて、自分たちの住む町の自然環境の保全や地域振興について学びます。
▼大豊町 下村賢彦 町長
「自然環境を守る取り組みにもつなげていきたいし、生薬の産地である大豊町の役割、それに町の産業であるということを、子どもたちには知っていただきたいと思っています」

▼ツムラ サステナビリティ推進部 犬飼律子 部長
「20年前に比べると漢方製剤自体の販売量が3倍に伸びているところから、原料となる生薬も大変多く必要になっているので、そういった地域を大切にしていきたいと考えています。子どもたちと『持続可能に農業できる環境作り』を考えていきたいと思います」
子どもたちは、学習で見つけた課題などをまとめて、町や県に報告する予定です。










