《液状化現象のメカニズム》

砂の粒子の間に地下水が満たされている状態で地震が発生すると、その振動で砂の粒子が分離して地下水に浮いたような状態になります。
その後に砂の粒子が沈むと、砂や泥の混じった地下水が地面の割れ目から噴き出したり、地盤沈下などをもたらしたりします。

液状化現象が起きやすい土地には3つの特徴があります。
・砂の地盤であること
・その砂が締め固まっていないこと
・地下水に満たされていること

液状化現象を研究している新潟大学の保坂吉則助教によりますと、能登半島地震の直後から被害が大きかった地域を回って調査を続けてきたところ、みえてきたことがあるといいます。

そのキーワードは「埋立地」。
西区の、ときめき西や東、善久などのエリアは、信濃川の旧河道であることが分かっています。中央区の鳥屋野球場も埋立地に整備されたものです。

「池というか潟というか…。明治の頃はまだ湿地帯や沼だったという場所ですね」