新潟県柏崎市の山の中に残された廃タイヤを巡る問題です。
市は地中から新たに見つかったタイヤの数が7万5000本ほどになるとみられると議会に報告しました。これまでに2億円の費用がかかっていますが、さらに“億単位の負担”となりそうです。

廃タイヤが残されていたのは、柏崎市蕨野の山の中です。

火災が起きることを懸念し、市は2023年にタイヤの処理をスタート。
当初、4万本とみられていたタイヤの数は、その3倍の12万500本に上り、処理や周辺の工事におよそ2億円がかかっています。

ただ、事態はそれで終わらず、市が土地の一部を掘ったところ、さらに地面の中に埋まっているタイヤが発見されたのです。

15日に開かれた市議会の常任委員協議会の中で、その数の推計が報告されました。

【市の担当者】
「埋まっているタイヤは約530トン。本数で約7万5000本を見込んでいる。“埋まっているタイヤ”であるため、タイヤの掘り出し・洗浄に、これまで以上に多くの時間と費用が必要と見込んでいる」