北陸地方の冬の被災地は日々、寒さとも闘っていました。

記者
「寒すぎてあまり口が回りません。午前6時現在、珠洲市では-3.4℃と今シーズン最低となりました。被災した建物では、このように大きなツララができてしまっています」

断水が続き温かい食事の提供が難しい中、被災者の助けになったのがボランティアの存在でした。

記者
「大根やネギ、白菜、寒だらなどを混ぜて本当に温かい鍋を作ってらっしゃるんですね。そして今避難者の方々に振舞っているような状況です」

山形県鶴岡市から駆け付けたボランティアが作っていたのは、庄内地域の冬の名物・寒だら鍋。ずんどう鍋には鶴岡市内の人から寄せられた応援のメッセージがたくさん書かれていました。

「ほっと、ほっとしました。もう一言、ほっと…」
「パン一個とかだったので、こうやって頂けると本当にありがたいなという風に感じています」

232人が犠牲となり、多くの人たちの生活を壊した元日の地震。先が見えない中でも被災者は支え合い助け合いながら、今も必死に毎日を生きています。