新潟県田上町の国道403号沿いに立つ『道の駅 たがみ』の駅長・馬場大輔さんの周りには、常にたくさんの“仲間たち”がいます。

4月のある日『田上町総合公園YOU・遊ランド』に集まったのは、住まいも年代も職業もバラバラの100人が所属するボランティアグループ。その名も“たけのこ団”。

「田上出身の人もいれば、大学で興味を持って参加するようになった人もいます」
「関西出身、大阪です。田上町は夫の実家なんです…」

大自然の下、皆で乾杯!
タケノコを丸ごと焼いたものが、バーベキューのメインディッシュです。

この多才なメンバー達を繋ぐ馬場駅長が5月、また何か新しいことを始めました。

竹を切って、ゆでて…。
実は、メンマづくりに取り組んでいたのです!

「やわらかいですよね」
「もう食感はメンマですか?」
「うん、食感はもうメンマまんまなんで」

タケノコとしては伸びすぎた“幼竹(ようちく)”は、売り物にならないばかりか、放置すると育ちすぎて日光を遮り、他の竹の成長を阻む厄介者にもなってしまいます。

育ちすぎてタケノコとしての価値がもうありませんが、これをメンマに加工して、道の駅でラーメンの具材として販売することにしたのです。

皆で試食 ―。

「おいしいね」