原発から5キロ圏内、海岸沿いに位置する柏崎市の荒浜集落です。

荒浜コミュニティセンター 品田善司センター長
「午後4時半くらいだったが、そのときには、もうすでに、ここの辺りから渋滞が始まっていた」

津波警報の発表から20分後、海岸から高台へと続く道路で見られた光景です。

避難する車がずらりと連なり、“渋滞”に。柏崎市によりますと、市内では同じ時間帯、複数個所でこうした渋滞が見られたということです。

荒浜集落は柏崎市が作成した津波ハザードマップ上、津波による浸水は想定されていませんでしたが、不安を抱いた住民もいました。

車で避難した住民
「『原発の事故があったら、もう動けないね』と言っている人もいた。私もそう思った」

「訓練はしていても、実際にそうなったらみんなパニックになって頭が働かないと思うし、車でも進まないと思うし。変な話、半分こんなに(原発に)近ければ、もうちょっと駄目なときは諦めて仕方ないかなと、そういう風に思ったりするときもあるので…」