2月から始まるさっぽろ雪まつりで、20年近く親しまれてきた「とうきびワゴン」が、2026年出店を取り止めました。実行委員会が「会場のコンセプトに合わない」と業者に伝えていました。

毎年、多くの観光客でにぎわう「さっぽろ雪まつり」。

6丁目会場で密かに人気を集めていたのが、大通公園の名物「とうきびワゴン」です。雪まつり会場でも20年近く、愛されてきました。

時崎愛悠記者
「2月から始まるさっぽろ雪まつりですが、6丁目会場で出店されていたとうきびワゴンが今年見送られるということです」

とうきびワゴンを運営する山賀畜産は1月6日、今年の出店を辞退すると発表しました。

Xへの投稿内容
「焼き・ゆでとうきびの販売に加えていくつか他にメニューを考案、用意しておりました。しかしながら、実行委員会より雪まつりのコンセプトにあわないとの連絡を受けまして、中止の運びとなりました」

時崎愛悠記者
「後ろに見えています6丁目会場には、美術家などによる雪像彫刻が並ぶ予定です」

出店を予定していた6丁目会場のテーマは「雪のアート広場」。

美術家の雪像彫刻や、来年開催される札幌国際芸術祭のイベントが予定されていました。

大通公園の名物、とうきびは「問題ない」が、ビール、たこ焼き、チョコバナナなどは「アートにそぐわない」というのです。

これを受けて、とうきびワゴン側は、とうきびだけでは採算が取れないと判断し、出店自体を取り止めることにしました。

札幌市民
「札幌来たら、とうきび風物詩ですね。(ほかの商品があっても)盛り上がっていいと思う」

出店取り止めの判断に実行委員会は「とうきびワゴンは例年通り出店してほしかった。来年以降については今後、話し合っていきたい」と話し、心の雪解けを期待していました。

堀啓知キャスター:「訪れた人を楽しませたい」という思いは実行委員会も、とうきびワゴン側も同じだと思いますが、こうした行き違いになったのは残念ですね。

コメンテーター 橋本幸さん:
SNS時代なので、業者に対しても、実行委員会側に対しても、批判などもみられますが、正確で公平な情報が前提となるので、そこはまだまだわからないので、今後、是非、番組で掘り下げてつたえてほしいです。

堀キャスター:
アートにそぐわないという理由ですが、音楽家として、文化・芸術に関わる田村さんはどう考えますか。

コメンテーター 田村次郎さん:
アートを主役にして考えた時に、空間全体のデザインとあわないという意見は理解できます。ただ、今回に関しては、とうきびワゴン自体を否定しているわけではないので、新しくメニューを増やす場合に、メニューの表示方法など会場にマッチしているような空間づくりをみんなで統一してやればいいのではないかと思います。

堀キャスター:
意見交換は大事だと思いますので、よりよい会場になっていればいいと思います。雪まつりととうきびワゴン、2027年はうまく着地点を見つけてほしいと思います。