石川県沖で発生した地震について、京都大学防災研究所の西村卓也教授の解説です。(1日19:30ごろの放送より)

地震のエネルギーはこれまで最大だったものに比べても30倍以上

ーー気象庁の発表によりますと、これまでも同じ場所で3年以上、地震活動が継続していましたが、今回の地震はそれまでのに比べて広範囲であったということですが、どのように受け止めればいいのでしょうか。

京都大学防災研究所 西村卓也教授:
地震活動自体は3年くらい前から長期間、続いていました。

2023年5月5日に発生した地震のマグニチュードが6.5で、これが今までで最大だったのですが、今回のマグニチュードは7.6で、1.1の違いですけれども、地震のエネルギーにすると30倍以上の違いがあります。

今回は今まで起こってきた地震よりもはるかに大きい規模の地震が発生したということが言えると思います。

ーー最大震度7を観測した地震から、3時間以上が経っても今なお、ずっと震度4、5レベルの地震が続いてますね

西村教授:
やはり本震の規模が大きいと、それだけ余震といいますか、その周辺で誘発するような地震も多いということで、これは時間が経つと徐々に少なくなってはくるんですけれども、やはりまだしばらく大きい地震が続いてしまうと思います。