契約の2か月後に破産通知…しかし、会社から直接の説明や謝罪はなかった

愛知県内に住む平野さん夫婦(20代)は、ことし10月に結婚式を挙げようと、ことし5月に契約しました。しかし、その2か月後に破産の連絡が届いたのです。

(夫・弘憲さん)
「結婚式って契約して、すぐに全額払うわけじゃない。半年先の見通しもわかるはずだから、(経営が厳しいと)説明があっても良かったのに」

破産通知が届いた2日後にも打ち合わせが入っていましたが、会社とは連絡が取れなくなりました。損害は契約金の10万円ですが、長い時間をかけてきた準備も全て無駄になってしまいます。

(妻・紗弥香さん)
「こんな感じで(ドレスも)いろいろ着てみて、この赤いドレスに決めていました。私たちが失ったのは、お金だけじゃなくて時間もいろいろ失ったから、ちゃんと謝ってほしい。『払えないからしょうがないじゃん』じゃなくて、ちゃんと謝ってよ」

私たちは式場の運営会社の社長を直撃し、この事態をどう思っているのかを尋ねましたが、質問には答えず、車で走り去りました。