支払った額は約450万円 「ここで挙式するのを楽しみにしていた…」

これまでに結婚式場に支払ったお金は、延期にかかったキャンセル料を含め、約450万円。しかし、そのお金は…
(妻)
「相談した弁護士にも、『倒産するということは余力がない。返金は極めて難しいんじゃないか』と言われている。そこ(返金)はもう期待できない」
「ここで挙げるのをすごく楽しみにしていたので、もうこうなってしまった以上、お金が戻ってきてほしいと思うが、それよりも本当は、ここで挙げたかった」
その結婚式場を訪ねてみると、「ブライダルフェア開催中」との看板が立っていますが、その奥の扉には「破産手続き」の開始を知らせる張り紙がありました。
今回破産したのは、この式場を含め愛知県内に3つの結婚式場を経営する「グラヴィス」。コロナ禍で集客が伸びなかったことや、東京への出店がうまくいかなかったことなどが理由で、負債は約15億円に上ります。この会社で契約し、結婚式を挙げられなくなった夫婦は約85組もいるのです。