夜の醍醐味は「電車を眺めながら食べるキャンプ飯」

 午後7時、すっかり日も暮れ、夜ごはんの時間。おいしそうな香りが立ち込めます。そこへ…。

 (景琥くん)「あ、見て!めでたいでんしゃ!」
 (お母さん)「めっちゃ近い、めっちゃ近い!」

 電車が車庫に入っていきます。これぞ車庫の醍醐味。自然の中のキャンプとは一味違った体験です。
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 一方、ランタンの明かりに包まれながら優雅に食事をする奈良からのご家族。ゆったりとした時間を過ごします。
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 お腹いっぱい、そろそろ就寝の時間です。寝る場所はやっぱり電車の中。贅沢に一車両貸し切りです。さっそく布団をひろげますが、子どもたちは車内を走り回ってやりたい放題。みんなまだまだ遊び足りないようです。そして、午後10時。車内に響いていた発電機の音が小さくなってきました。消灯の合図です。真っ暗になった車内、1日目終了です。
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 そのころ、佐々木さんらはというと…。

 (南海電鉄・鉄道事業本部 佐々木亮さん)
 「トイレ行きたい方もいると思うんで、その対応で起きときます」

 誘導係もかねて徹夜で過ごします。