災害級の豪雨は、6月2日午後に静岡県内を横断する形で各地を襲いました。各地の現状を伝えてもらいます。
<山口駿平記者>
こちら警戒レベル4の避難指示が発令されている浜松市浜北区です。午後3時頃から非常に強い雨が降ってきて、現在も大粒の雨が降っています。
こちらご覧ください。道路は完全に冠水してしまっています。深さは私の足首くらい、だいたい10cmから15cmくらいでしょうか。それぐらいの深さになっています。この道を走る車は恐る恐る水しぶきを上げながら走っている、そういったような状態です。
またこちら、ご覧ください。道なんですけれどもこちら左側、実は深さ50cmくらいの用水路か側溝でしょうか、溝になっているんです。これだけの雨が降っていると、どちらがどこが溝になっていてどこが穴になっているか、そういったものも全くわからないような状態です。この反対側も用水路になっています。この雨で、用水路からも水はもう完全にあふれてしまっている、そんな状態です。
これだけ強い雨が降っていますと、外を歩いていても、どこが穴になっているかどうか、そういったものは全くわからなくて非常に危険な状態が続いています。
<影島亜美アナウンサー>
静岡市清水区の巴川沿いに来ています。この時間も静岡市清水区では激しい雨が降っていまして、こうして目を開けて話しているのが精一杯だという状況です。
そしてこちら、清水区を流れる巴川なんですけれども、茶色く濁った水が流れています。川の流れが一層激しくなったように感じます。
そしてきょう午前中はこちらの川の側壁に、排水溝がいくつも見えていたんですけれども、川の水位が上がったことでほとんど見えなくなりました。かなり危険な水位となっています。
そしてこちらのマンションの駐車場なんですけれども、こちらは台風15号の際に巴川が氾濫したことで、駐車場が水に覆われてしまったという被害を受けました。近くに住む人の話によりますと、この巴川がいつもは深緑色をしているけれども、きょうは茶色く濁っていて水位も高く、去年のことを思い出す、氾濫が怖いという風に話していました。
また、地元の小学校によりますと、いつもよりも2時間、子どもたちの下校を早めたということです。
<金原一隆記者>
私がいるのは沼津市魚町のSBS東部総局です。雨は、いま少し収まってきています。後ろは狩野川です。朝からの雨で濁った流れが勢いを増していまして、橋げたの下のところまで水位がじわりじわりと上がってきているのがわかります。
この近くに黒瀬という観測点がありますが、水位が4m50cmを超えているようです。ただ、堤防には余裕がまだあります。
沼津市では午後4時頃から非常に雨が激しくなり、車のワイパーがきかない状態がしばらく続きました。このため、午後5時ごろから沼津市中心部では、国道414号や三つ目ガード、沼津警察署の前の道路など、あちらこちらが冠水をして、場所によっては通行止めとなっています。
少しずつ車が動き始めてきているようです。沼津市は午後5時にレベル4の避難指示を出しまして、市内25ヶ所に避難所を開設しました。
注目の記事
「ランドセルは潰れ、血まみれに」翔樹くん8歳の命奪った信号無視のクレーン車 母親が語る“あの日” 事故当時お腹の中に新たな命が【交通事故根絶へ・前編】

【独自取材で判明】全国214の政治団体が収支報告書「2年連続未提出」で事実上解散 「法律を知らなかった」「把握していなかった」政治とカネへの甘い認識 開き直る議員も...

「武蔵が沈んだ…」部下を思い、涙した初代砲術長・永橋爲茂 戦後なぜ、家族を残し一人島で暮らしたのか #きおくをつなごう #戦争の記憶

「BYD」「テスラ」米中2大EVメーカーが北海道進出《なぜ?》「北海道はブルーオーシャン」寒冷地でEVは普及するのか「ノルウェーでは93%のEV浸透」

「ニュースのYouTubeで自分だと…」50年前の一番乗り兄弟を発見!決め手は“広島カープの帽子” 新潟・阿賀野市『サントピアワールド』

忘年会「参加したい」若者4割の裏で…「行きたくない」50代の切実な理由 昭和を知る上司世代の“ハラスメント”恐怖









