多くの課題に直面する政令市の新たなかじ取り役にふさわしいのは誰か。静岡市長選の告示が3月26日に迫る中、各陣営とも市民との距離を縮めようと必死の訴えを続けます。
3月22日。シラス漁解禁日の用宗港(静岡市駿河区)。
<山田誠さん>
「おはようございます」
<難波喬司さん>
「お〜!」
静岡市長選に立候補予定の山田誠さん(61)と難波喬司さん(66)の2人が相まみえたシラス漁の出陣式。このあと2人が話を交わすことはありませんでした。
<難波喬司さん>
「市長選では、結果を出したいと思っていますが、おかげさまでみなさま方のご推薦を頂いておりますのでしっかり頑張ってまいります。豊漁を期待しています!」
そのまま、山田さんも激励のあいさつ。郷土愛を強調します。
<山田誠さん>
「静岡だからこそおいしいものが獲れる、食べられる。用宗漁港をはじめ、地域全体が盛り上がることを期待したいと思います」
静岡市議と県議を32年務めた地元出身の山田さん。最重要課題に人口減少を挙げたうえで、給食費の無償化や医療体制の充実などを訴えています。
<山田誠さん>
「政党が『この人に決めました』。それで決めるんじゃなくて、市長って誰が決めるの?政治家って誰が決めるの?市民一人一人の一票で決めるんでしょ。市民一人ひとりが自分たちの将来をこの人に託すんだと、私はその受け止めはできると信じています」
党員である自民党の看板は使わず、足で稼ぐ草の根の選挙戦で挑みます。
その自民党をはじめ、立憲民主党など与野党相乗りで推薦するのが元副知事の難波さん。危機管理と経済政策の強化を訴えますが、市民が気になるのは川勝平太知事との関係です。
<難波喬司さん>
「はっきり言いますけど、私は川勝知事に操られたことは1回もありません。私はものすごく現場主義で、現実の問題を丁寧に解決していくやり方。川勝知事はもうちょっと理念を重視されるので」
静岡県とのいい関係性のもと培ってきた執行力で結果を出すと力を込めます。
3月7日、告示まで約3週間というぎりぎりのタイミングで出馬表明した共産党の鈴木千佳さん(52)。静岡市長選では、唯一の女性候補となる見込みです。
<鈴木千佳さん>
「田辺自民党市政の継続を許すのか、それとも転換するのかが、問われています。2人の方が立候補の表明をされていますが、どなたも基本的には継続です」
暮らしや福祉を優先すべきと訴えるほか、リニア建設にも反対する姿勢を示し、ほかの候補との差別化を図ります。参院選などにも出馬してきた経験もある鈴木さんですが、出遅れ感は否めないようです。
<鈴木千佳さん>
「急に出馬となりましたので、そういう意味では突っ走って広げながらやっていく」
そのほかにも自称・発明家の山口賢三さん(75)が出馬の意思を表明しています。
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