「違う」と言えない“政治の危うさ”

終戦から長い年月が経った今も、世界では2分に1人が戦争などの暴力で命を落としています。各地で戦火が絶えないなか、日本はどう振る舞うべきなのか。田原さんの話はやはり“政治”に及びました。

田原総一朗さん
「結局、今のアメリカもロシアも中国も、全部力で持って押さえ込んでいる。それでいいのか。日本が主体性を持つなら、アメリカに対しても言うべきことはちゃんと言った方がいい。『戦争はダメだ』とちゃんと言わないといけない」

政治の在り方について、田原さんは学生らとも本音で議論を重ねています。
早稲田大学近くの喫茶店で月1回開く「田原カフェ」。これからを担う世代と、正面から向き合っています。

大学院生
「ヨーロッパ諸国がトランプを批判したのは、哲学があったからか。それとも言った方が単純に得だったからか?」

田原総一朗さん
「両方あるけど哲学はある。日本はアメリカとの戦争に負けて哲学をなくしちゃった」
男性
「それは主体性がないってこと?」

田原総一朗さん
「何よりも問題は、日本人は『対米従属でいい』と思っている」
20代女性
「なんとなく守られると?」

田原総一朗さん
「アメリカに守ってもらえれば、それでいいと思っている」
20代女性
「実際守ってくれるか?」

田原総一朗さん
「今守っている。だから中国やロシアが日本に戦争を仕掛けない」

戦後、日米安全保障条約のもと、いわゆる「アメリカの核の傘」に守られてきた日本。アメリカに対し「戦争はダメだ」と異論を唱えられない現状を危ぶむ田原さんに、率直な問いが飛びます。
男性
「日本がなぜ主体的じゃなきゃダメ?対米従属でいいのでは?」

田原総一朗さん
「ここまで国際的になったら主体性を求められる。別に大喧嘩しなくてもいいけども、アメリカの言うことに『違う』と言えるかどうか」
男性
「『違う』と言えるかが主体的かどうか」
田原総一朗さん
「はい」
田原さんが、これからの時代を生きる私たちに求めることは何なのか――

















