180度変わった“大人たち”

田原総一朗さん
「実は小学校の1年生の時に戦争が始まった。もう小学4年から5年にかけては空襲がいっぱいあった。勝てっこない戦争。アメリカと戦争して勝てるわけがない」

「戦争は絶対正しい」という空気に包まれた世の中。当時7歳だった少年が肌で感じたのは、反対意見を口にできない社会の異様さでした。

田原総一朗さん
「戦争反対と言ったら刑務所行かなきゃならない。『この戦争は正しい』と。『反対するやつ全員刑務所』と。それで負けた、惨敗」

1945年8月15日の終戦。この日を境に、大人たちの態度がひょう変するのを田原さんは目の当たりにしました。

田原総一朗さん
「戦争が終わったら、突然政府が『戦争は良くない』『戦争反対』『日本は平和にならなきゃいけない』。『平和でなきゃいけない』なら戦争するなよと」
小川キャスター
「教科書に墨を塗ったというのは」

田原総一朗さん
「戦争は間違いだったと示すために墨塗りをした。学校で教師に言われて。教師の言うことも全部180度変わった。『戦争はダメだ』『アメリカは素晴らしい国だ』。ガラッと変わって、だから学校の教師の言うことも信用できない。新聞や雑誌も信用できないと僕はなるわけね」

権力やメディアの言葉を鵜吞みにせず、自ら考え続けなければならない。「主体性」を持つことの大切さを痛感したのです。

田原総一朗さん
「“敗戦”で僕は人間は主体的に生きなきゃいけないと」
小川キャスター
「田原さんがジャーナリストとして今も走っているのも」
田原総一朗さん
「原点はそれです」

















