各党の党首演説から見えたことは?【自民・中道】

 実際に各党トップの演説を取材した米澤編集長が、それぞれの現場で感じた雰囲気や、見るべきポイントを解説します。

▼自民・高市総裁(神戸市内での演説を取材)

 約20分間で「日本」という言葉が30回ほど使われていたのが印象的で、国の未来・あり方を語ることに時間をかけていました。「日本を強く豊かに」というキーワードが出ると、会場からは大きな拍手と歓声が上がっていました。

 注目されるのは、連立を組む日本維新の会の本拠地である大阪へ高市総裁が演説しに来るのかどうかです。関西では、兵庫や京都には足を運んでいるものの大阪にはまだ入っていませんが(2月5日時点)、大阪の自民党の候補者からは切実な待望論が出ています。激戦区の情勢を見極めながら、党本部でギリギリまで調整が行われているようです。

▼中道・野田共同代表(大阪・堺市内での演説を取材)

 新しく結党した「中道」の野田共同代表は、党名の浸透に注力している様子がうかがえました。演説中も「中道、中道」と何度も連呼していたのが象徴的です。

 また、かつてライバル関係にあった公明党の候補者が立っていた選挙区ということもあり、「これまで候補者が失礼なことを申したことがあるかもしれません。その点は詫びます」と、公明党支持者への配慮をにじませる場面もありました。短期間でどこまで党名と存在感を浸透させられるか、必死さが伝わる演説でした。