日常となった「私設応援団」の暴走 逮捕者も出る事態に
2003年10月。ホームレスを並ばせてチケットを大量に買い占め、高額で転売していた阪神の私設応援団メンバーが、「ダフ屋行為」の疑いで逮捕された。
当日券が完売していても、「ダフ屋に声をかければ入場できる」という歪んだ構造が、長年放置されていたのである。
だが、球場内はさらに無法地帯と化していた。
逮捕されたメンバーは球団の許可を得ないまま、応援用のジェット風船や「六甲おろし」の歌詞カードなどを販売し、その利益を反社会勢力である暴力団に上納していたのだ。
また巨人の私設応援団「ジャイアンツ東京応援団」のメンバーは、警備員と共謀して外野自由席をブルーシートで覆い席を占拠。これを客40人に転売したとして、都迷惑防止条例違反、いわゆる「ショバ行為」で逮捕されたのである。
こうした私設応援団による暴走は、もはや例外ではなく、球場における“日常”と化していた。














