議員定数削減は「自民党も維新も具体案をいまだに出してない」

―――維新がセンターピンとして打ち出していた議員定数削減について、吉村代表は「玉木さんは『自民と維新が法案を出したら賛成する』と言っていたので期待した」と、12月18日のよんチャンTV(MBSの番組)で発言しました。玉木代表はこの議員定数削減についてはどうお考えでしょうか?
「議員定数削減の法案が出てきたら賛成しようと思いましたが、出てきた法案が削減の法案ではなかったんです。しかも1年以内に選挙制度改革をやってできなかったらあの削減しますということになっているので、私が維新と自民党にお願いしたいのは、根っこの選挙制度改革の案を早く党として決めて出してもらいたいということ。『できなかったら下げます』じゃなくて、どういう選挙制度改革をするのか。我々は中選挙区連記制という一つの考え方を出していますが、党として意見をまとめているのは国民民主党、公明党だけです。肝心の法案を出してきた自民党も維新も、どういう選挙制度で定数削減するのかがいまだに何もない。早くやるんだったら、法案を提出した責任者としてどういう選挙制度改革をして、どういう形で減らしていくのか、具体的な案を早く出してもらいたい。それも出さずにできなかったらこうします、という話ばかりしているのは、法律を提出した趣旨にも反しますから」
―――吉村代表はよんチャンTVに出演した際、藤田共同代表が玉木代表へ法案の説明も行ったのに賛成してもらえておらず、言っていることとやっていることが違うという趣旨の話をしていましたが?
「それは違って、我々は中選挙区連記制という具体的なあんこのところを出しました。維新の案は、できなかったら現在の小選挙区で25、比例で20減らすという案なので、我々の案と矛盾するので賛成できないと言っているんです。むしろ約束を守っているのは我々で、選挙制度改革の具体案をいまだに出してないのが自民党と維新です。それは正確に報道してもらいたいと思います。急いでやりたいんですけど案が出てこないことには議論できないので、自民と維新には早く抜本的選挙制度改革を党としてまとめて出してもらいたいと思います。待ってますから」














