警察官や検察官をかたり、「容疑者として疑っている」とうその電話をして、20代の女性から、現金約85万円をだまし取られる振り込め詐欺事件が12月17日ありました。

詐欺にあったのは、静岡県藤枝市に住む専門学校に通う20代の女性です。

警察によりますと、17日の昼頃、女性の携帯電話に静岡県内ではない警察官や検察官をかたる何者かから電話がありました。

「詐欺事件のマネーロンダリングの容疑者として、あなたを疑っている」、「口座にお金を振り込み、関係ないと確認できれば返金する」などと言われ、夕方までの間、電話をかけてきた何者が指定した銀行口座へ複数回にわたり、女性は現金合わせて約85万円を振り込んだということです。

女性が振り込みを終えた後、連絡がとれなくなったため、何者かが名乗っていた地域の警察に問い合わせたところ、詐欺だとわかりました。

警察は「警察官や検察官がお金の振り込みを指示することは絶対にありません」「警察官を名乗る者から連絡があった場合は、警察官の所属や名前を確認したうえで、一旦電話を切り、警察相談電話#9110や、ご自身で調べた警察署などの電話番号等に相談してください」と呼びかけています。