北海道・三陸沖後発地震注意情報への対応と南海トラフとの関連は?

<滝澤キャスター>
「対象地域ではさらに規模の大きい地震が起きうるかもしれない。ただ、静岡はその対象エリアに含まれていないという状態です。県民はどう受け止めたらいいでしょうか」
<阿部郁男教授>
「ひょっとすると、今回の地震をきっかけに、さらにもう少し規模の大きなマグニチュード8ぐらいの地震が起こる可能性もあるのですが、マグニチュード8の地震が起きたとしても静岡県はそんなに大きく揺れません。それで津波がもしかすると起きるかもしれないんですけれども、津波が起きた時もしっかりと津波注意報であるとか、そういった情報が出るかと思いますので、慌てずにそういった出される情報に従ってしっかりと対応していただければなというふうに思っています」
南海トラフ地震との関連は?
<井手キャスター>
「離れた地域ではありますけれども、南海トラフ地震との関連というのは、どういうふうに考えたらいいでしょうか」
<阿部郁男教授>
「南海トラフ地震と今回の地震は、全くそのプレートが違う場所で起きていますので、お互いが直接関係し合うことはないだろうというふうに思います」

<滝澤キャスター>
「はい。ただ南海トラフ地震と聞くと、『南海トラフ地震臨時情報』というものもありますよね。今までに2回出されたことがあり、2024年8月、宮崎県沖の日向灘で起きた地震では臨時情報の『巨大地震注意』というものが出されました。今回の後発地震注意情報とちょっとこれ似ているんですよね」
<阿部郁男教授>
「はい、そうですね。南海トラフ地震の臨時情報も12月8日の地震も、想定巨大地震が想定されている震源域の中で起きたマグニチュード7以上の地震によって、同じように『巨大地震注意』というふうな呼びかけが発表されたということになります」
<滝澤キャスター>
「発生確率でいうと、どれくらい変わるんでしょうか」

<阿部郁男教授>
「10倍になったと。1000回に1回だったものが、100回に1回なったというふうなことになるかなと思います」
<滝澤キャスター>
「ですから、平常時よりは高くなっているけれども、決して高すぎる値ではない。冷静に対応することが求められます」
地震はいつ起きてもおかしくないという状況は変わっていません。今一度、家族で話し合う時間を作ることが大切です。














