解消進む密集地…ここ10年ほどで約4分の1に

 一方、行政の尽力により「危険な密集地」は解消しつつあります。大阪ではすでに1823haが解消済みで、全国で見ると、ここ10年ほどで約4分の1にまで減ってきています。(2012年度:5745ha⇒2024年度:1347ha)

 大阪府・大阪市では、消防車が通れない道路の幅を広げる工事(例:約2.7m⇒約6m)が行われたほか、また、燃えやすい古い住宅の建て替えなどに補助金制度を設けるといった対策を行ってきました。

 国も地方公共団体の取り組みを支援していて、2030年までに密集地をゼロに近づけようとしています。