「菌に余計な耐性を持たせる可能性がある」絶対NGな行為とは
山形キャスター:
薬局で「この薬は必ず5日間で飲みきってください」のように言われたことはありませんか?この言葉は、非常に重要です。

国際医療福祉大学の松本主任教授によると、抗菌薬によって細菌の増殖を抑制・殺菌することができます。一方、「症状も落ち着いてきたし…」と抗菌薬を途中でやめると、耐性菌が生まれてしまう可能性があるということです。
薬を途中で飲むのをやめてしまうと、死滅しなかった菌が私たちの体の中で増殖することがあるようです。また、薬から身を守ろうと皮を厚くしたり、薬物を排出しようとしたりするなど、飲んだ薬に耐性を持つ可能性があるといいます。

そして、薬の回数を守ることも大事ですが、勝手に飲む薬の量を減らさないことも重要です。たとえば2錠飲むよう言われたのに「1錠でいいんじゃないか」というのはダメです。
また、症状が出てきたからといって、家に残っていた薬を飲むこともダメだそうです。
松本主任教授は「菌に余計な耐性を持たせる可能性があるので、絶対にやめてください」と指摘しています。

古坂大魔王さん:
残っている薬を飲むのがよくないのは、古いからですか?
山形キャスター:
症状は同じでも、菌が違う可能性があるためで、用法・用量をしっかり守ることが大事です。
井上貴博キャスター:
このような行動で耐性菌を周囲に撒き散らしているかもしれません。大人は大丈夫でも、赤ちゃんは命のリスクに直結する可能性があります。














