耐性菌で年1000万人が死亡という推計も…

山形キャスター:
耐性菌の広がりは、世界でも「サイレントパンデミック」と呼ばれて警戒されています。

政府広報オンラインの推計によると、耐性菌が原因で、2019年には世界で約127万人が死亡しています。

このまま何も対策をしなければ、25年後の2050年には約1000万人が耐性菌が原因で死亡する可能性もあるようです。

耐性ができても薬があれば大丈夫と思われるかもしれませんが、舘田一博氏の研究によると、日本での抗菌薬の開発数は停滞しています。

その理由は、(1)開発費が膨大であること、(2)慢性疾患に比べ使用期間が短いこと、(3)耐性がつく度に作り変える必要があって大変といったものがあげられます。

松本主任教授も「耐性菌が増えれば、効果がある薬がなくなる可能性もある」としています。ですから私たちの体の中、そして人から人への感染で耐性菌を増やさないことが大事です。

そのためには一般的な感染対策である手洗いやうがい、マスクなども大事ですし、政府はワクチン接種も勧めています。

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<プロフィール>
古坂大魔王さん
お笑い芸人・プロデューサー
2児の父親として育児の様子を発信
SDGsを推進する活動も積極的に行う