<御所実vs天理>ライバル対決は両校優勝の死闘に
同じく16日行われた奈良大会決勝は、4連覇を狙う天理と、春の選抜大会でベスト4に進出した御所実が対戦。31年連続のライバル対決は予想どおりの大熱戦になります。
序盤、押し気味に試合を進めたのは天理。ハイパントからの攻撃を上手く使ってエリアを確保していくと前半8分、コンテストキックに競り勝った後タイミング良くパスを受けたCTB森本樫大選手が巧みなステップでディフェンスをかわして先制のトライ。ゴールも決めて7対0とリードします。
一方、御所実もこの後反撃。前半こそ天理の固いディフェンスに得点を阻まれますが、後半9分には素早いパス回しからFB富田琉生選手が左隅に飛び込んでトライ。プレッシャーのかかる難しい角度からのコンバージョンキックも富田選手が自ら決めて、7対7の同点に追いつきます。
その後は、まさに死闘。どちらも懸命にトライラインに迫りますが、お互いが積み上げてきた努力を彷彿させる粘り強いディフェンスで得点を許しませんでした。試合は7対7のままついにノーサイド。奈良県大会は16年ぶりの両校優勝で幕を閉じ、抽選の結果、御所実が4大会ぶり15回目の聖地への切符を手にしました。














