前回優勝のJP日本郵政グループが、一時の危機的な状態から立て直してきた。クイーンズ駅伝(第45回全日本実業団対抗女子駅伝)は11月23日、宮城県松島町文化観光交流館前をスタートし、弘進ゴムアスリートパーク仙台にフィニッシュする6区間42.195kmコースに、24チームが参加して行われる。

区間・距離・中継所は以下の通り。
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1区(7.0km)塩竃市地域活動支援センター前
2区(4.2km)NTT東日本塩釜ビル前
3区(10.6km)富士化学工業前
4区(3.6km)聖和学園高等学校前
5区(10.0km)仙台第二高等学校前
6区(6.795km)弘進ゴムアスリートパーク仙台
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大会前日の監督会議で区間エントリーが決定し、JP日本郵政グループは前回1区区間3位の菅田雅香(24)と、東京五輪マラソン代表だった鈴木亜由子(34)がメンバーから外れた。しかし1区に名城大で大活躍した谷本七星(23)が、3区に世界陸上10000m6位入賞の廣中璃梨佳(24)が、4区に5000m14分44秒96のカリバ・カロライン(21)が入り、ライバルチームからは有力V候補に挙げられている。

記者会見に出席した谷本は、「夏合宿から駅伝前の合宿まで、私を含めてみんな調子が右肩上がりです。チームの今年の目標である“2連覇への挑戦”を実現させたい」と意気込んだ。髙橋昌彦も一時は「目標をクイーンズエイトに下げる」ことも考えたチーム状況だったが、「トップスリーはキープしたい」と前日にコメント。直前に調子を上げてくるのが日本郵政の特徴だが、今年はどんなプロセスだったのだろうか。

※写真:前日会見(22日)で意気込みを語った谷本七星選手