東海大大阪仰星・常翔学園が“聖地”へ!
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大阪大会の第1地区・第2地区の決勝は、東海大大阪仰星・常翔学園が持ち味を発揮し、それぞれ7大会連続25回目、2大会連続43回目の全国大会出場を決めました。
近大附属と対戦した東海大大阪仰星は前半5分、仰星らしい素早いパス回しからWTB山本健剛選手が先制のトライを奪うと、12分にはHO角方温太選手がチャージしたボールに山本選手が素早く反応して2本目のトライ。その後も、個々の選手がスペースを上手く使いながらテンポよくボールをつないでいくラグビーで得点を量産していきます。
ひとりひとりの判断力の確かさに加えて、BK陣のフィジカルの強さも光った東海大大阪仰星。80対5の大差で近大附属を下しました。東佑太主将が「僕たちはチャレンジャー。春の選抜大会に出場できなかった分、基本を徹底して泥臭く激しくプレーしようとやってきた。昨年度は(全国大会の)決勝戦で敗れる悔しさを味わったので、今年(の大会)は本当に全員で笑って終わりたい」と語った東海大大阪仰星。確かな手ごたえと共に、全国大会への出場権獲得です。
第2地区で登場した常翔学園も、ここ数年で力をつけてきた関大北陽相手に伝統校の底力を見せつけました。
白木繁之監督が「前を向いてプレーする、最後まで攻め続けるのが常翔のラグビー。今日はそれを体現できた」と振り返ったように、試合開始から持ち味の“縦への推進力”を発揮し、得点を積み重ねていきます。
前半6分、スクラムを押し込んだ後、力強い縦突進の連続でPR古澤晴也選手が先制のトライを奪うと、14分には相手ボールのスクラムを一気に押し込み、ボールがこぼれたところをFL田中蓮聖選手がトライエリアで押さえてトライ。その後も着々と得点を加えていきました。
後半25分に関大北陽に1トライこそ許したものの、最後まで攻撃の手を緩めず、試合終了間際にも追加点を奪った常翔学園。52対7の大差で力のある相手を下し、第2地区の優勝を飾りました。














