養殖サーモン 広がる北海道

出水キャスター:
温暖化で海産物にも影響が出ています。そんな中、私が注目したのは「ピンチから生まれたお魚ビジネス」です。
近年、北海道は海水温の上昇などで、『秋サケ』の漁獲数がここ3年間で47%も減少しているということです。
そこで北海道・八雲町は漁師の将来の安定を考え、2019年から町をあげて『養殖サーモン』を始めました。

自治体の補助金を活用した『養殖サーモン=二海サーモン』の味は、▼脂の乗りがよく肉厚 ▼アニサキスがいないなど様々な利点があり、現在 北海道で10社以上がサーモンを養殖をしているということです。
髙島屋北海道展 バイヤー 山本浩氏によると「養殖のサーモンをメインとして取り上げるのは今回初めて」といいます。

今回の「大北海道展」ではこの養殖サーモンを使ったお寿司やお弁当を販売しています。
・鮨処 竜敏「蝦夷サーモン味比べ(3520円 / 各日25食 / 1週目のみ)」
・蔵「大雪サーモン味比べ 海鮮贅沢弁当(3240円 / 各日50点 / 1週目のみ)」
自治体は人手不足に加えて温暖化にも対応している状況です。
『おてつたび』代表取締役CEO 永岡里菜さん:
お手伝いをしながら旅をする『おてつたび』は、農家でお手伝いをすることもあります。
ここ最近は温暖化で日中の収穫などができなくなっているので、朝の4時ぐらいから働き、日中は休んで夕方からまた始めるという話も聞きますので、働き方が変わってきているなと感じています。