【シナリオ3】野党連携で政権交代

野党が連携して政権交代となるというのが3つめのシナリオです。このケースでも、2つのパターンが考えられると言います。
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▼シナリオ3―1
立憲(148)+維新(35)+国民(27)=210議席
※衆院過半数233議席
まずは、立憲・維新・国民が組むパターンです。過半数に届きませんが、自民党(196)を上回ります。実際に、立憲・野田代表は「玉木代表は総理候補の有力な選択肢」と譲歩し、玉木氏に“手土産”を渡す形で連携を進めようとしているのです。また、立憲・国民の両方を支持している「連合」(労組)の後押しもプラスに働くかもしれません。
ただ、国民・玉木代表は「基本政策の一致が大事」と一貫して主張。特に、安全保障・エネルギー政策で国民・立憲が一致するのかという懸念があります。
<安全保障>
立憲⇒安保法制の「違憲部分の廃止」
国民⇒日米安保体制の強化
<エネルギー政策>
立憲⇒原発ゼロ
国民⇒原発再稼働
こうした国民民主党の政策は自民党に近く、さらに玉木代表は「基本政策の一致」を強調し続けている…つまり「玉木代表は野党連携には後ろ向きなのではないか」と武田氏は指摘しています。
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▼シナリオ3―2
立憲(148)+維新(35)+公明(24)=207議席
※衆院過半数233議席
国民民主党が野党連携に加わらず、立憲・維新・公明が組むパターンも。過半数には届きませんが、自民党(196)を上回ります。
連立離脱して間もない公明党の斉藤代表は「野党の党首に投票はあり得ない」としていましたが、14日には「あらゆる可能性を否定しない」と発言しているのです。














