【シナリオ2】高市自民党が“仲間なし”で少数与党に

 2つめのシナリオは、国民や維新などと連携せず、自民党単独で少数与党となるパターンです。現時点では、この可能性が一番高いという見方も。

 今回の総理指名選挙は決選投票まで進み、自民・高市総裁と立憲・野田代表の争いになるとみられています。その場合、この2党以外の議員は「名前を書かない」あるいは「自分の党の代表の名前を書く」といった投票行動に出る可能性があります。そのような「無効票」は、数の多い方を支持するとみなされる(消極的賛成)ため、高市総裁の当選につながるというわけです。