自民党総裁選と連立の可能性
ーー多党化時代に入って、どうしても連立を組まなきゃ安定政権はできないような状況なんですけれども。
日本維新の会 藤田文武 共同代表:
これはいろんな形があり得るし、それは私達は選挙でも非常に厳しい結果だった野党ですから、それは先方からのお申し出とかがないなかで何かこう支えてるっていうのは違うというふうに思います。まずは自分たちの政策をもう一度磨き上げて、法案の骨子を固めていくことがまず先決かなというふうに思いますが、衆参ともに過半数が割れている状況の中ではどこかの協力を得ないと、予算一つ通らないというのはこれ当然のことなので、自民党さんが連立の拡大とかに相当言及されてますけれどもそれは当然のことだと思います。
ですが、その姿勢っていうのは、ただ数を合わせて安定させるって今まで通り、ある種うまくやるということに終始するならば私は長続きしないと思うし、実際にはこの少数与党という状況の中で、様々私達だけじゃなくて国民民主党さんもそうだし、立憲民主党さんも様々な話をされてると思うんですけれどもそうしたことで、多様化したこの国民の民意をしっかりと受け取って、やっぱり変化させていく。今まで硬直した政治だったものを変化させていく。もっと言うと改革で日本の構造自体を変えていくんだと。そして国民の皆さんに寄り添うんだという、こういうことが進まないと、やっぱり失望されるというのがあるので、誰がなるかよりも何をやるか安定させるよりもどう改革するかっていうことだと思いますね。
国民の皆さんが求めるものをまっすぐにできる。そういう政治体制、政治構造を作るっていうのは、私は日本にとって必要だと思うので、何か無責任で、もちろんいられない。でも、かといって何か前のめりであってもいいわけでもないし、ここはあの非常に落ち着いてね、自分たちの政策をもう一度見つめ直すということをこの総裁選の時期だからこそやりたいなと思っております。
ーーただ、先日「もし連立を組んだら日本維新の会がなくなってもいい」みたいなニュアンスの発言をなさって、これが話題をよんだんですけど。

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
これはね、もう週刊誌あるあるで切り取られたんですけどね。私が申し上げてるのは、これまで自民党と連立を一時組んだ政党は、ほぼ全てなくなったと。公明党だけがあるわけですよね、それ以外はもう海の藻屑と消えてしまったというのが歴史的事実である。だから、もし我々がそういうことを決断をするんだったらそのリスクたるや、もう本当に目に見えてあるよねっていうことがまず一つですね。
もう一つはこれは橋下さん松井さんからずっと連なる維新の何かスピリッツみたいなものなんですけど、政策実現にこだわろうと。だから自分たちのそのポストとか身分とか政党の枠組みが安全に生きながらえるってことじゃなくて、とにかく政策を実現するということを優先しようと。そのときにもし仮に捨て身でね。改革が実現した暁に、自分たちが信じるものが実現した。
逆に犠牲となってね、私達の政党がもしなくなるんだったとしたらそれは本望だというぐらいの覚悟でやるべきだということを申し上げたんですけど、もう何か連立くんでなくなっていいよみたいなことをね。言ったように書かれたのはちょっとね、心外でしたね。