参院選後に新執行部体制となった日本維新の会。「次世代のために有言実行」というスローガンの下、藤田文武共同代表は党の再建と政策実現に向けた決意を語った。一方で、自民党総裁選を前に連立政権の可能性も浮上している中、維新はどのような姿勢で臨むのか。維新の現在地と今後の展望を探る。(聞き手:川戸恵子 収録:9月24日)

執行部体制の変化と今後の課題

ーー前回国会トークフロントラインにお越しいただいた時は幹事長でしたが、去年の衆院選そして今回の参院選でも負け、それでも役職に復活されたというのは?

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
参議院選挙が終わった後に前原共同代表が自分の責任も非常に大きいということでご自身からお辞めになる意向を示されました。私は約8か月から9か月間、役なしの、一兵卒として尽くしてきたんですけれども、もう一度牽引する立場に自分自身もなるという覚悟を持って手を挙げさせていただいて選出いただいたという形です。

ーー党そのものがずいぶん景色が変わったのでは?

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
いや、そんなことはないんです。我々の政治姿勢にしても本当はぶれてなくてですね、まっすぐに同じことを訴えてきたというのはあるんですけれども、ちょっと国民の皆さんからすると「その主張わかりにくいよ」と。それからぶれてるんじゃないのっていうそういうご批判とか見られ方っていうのは、そこは真摯に受け止めてですね、もう一度この維新を再建させていくということをしたいと思います。

ーーただ3人の方が離党なさったし、大変じゃないですか。

日本維新の会 藤田文武 共同代表:
そうですね。ちょっと私もそこについては、はがゆい思いもあるんですけれども。いろんな考えの方がいらっしゃいますから、それをガーッとまとめ上げていくっていうのがリーダーの器量ですから、ひとえに私達の器量不足というふうに受け止めてやりたいと思います。