「有言実行」の具体策 - 社会保険料改革と副首都構想を柱に
ーー維新が掲げる「次世代のために有言実行」いくつもテーマが挙げられています。
日本維新の会 藤田文武 共同代表:
この1、2に掲げていただいている「社会保険料を下げる改革」、それから「副首都構想」つまり都市機構改革ですね、これらは前回の参議院選挙で2本柱として、様々重要課題ある中のさらに大事なということでこの二つはさせてもらったので、ここについてのやっぱり価値観合わせっていうのは非常に重要で、必要条件であって十分条件ではないかもしれませんが、ここは外せないところです。
これからの日本の5年10年を考えたときにいち早く手をつけないと間に合わない。日本の財政つまり歳出を見れば、もう一番すごいスピードで肥大化してるのが社会関係、社会保障関係に関係費なんですね。これって、大きくは「医療」と「年金」なんですけど、この医療がどんどんどんどん肥大化していって、今47、48兆円ですけれども、毎年放っても1兆から2兆増えると、自然増ですね。2040年ぐらいには80兆ぐらいまであるというふうに言われているのをいかに押しとどめ、むしろ減らしていくかということをやろうと思えば、自民党が苦手とする既得権の皆さんにも我慢してもらったり、節約してもらったり、知恵を出してもらって、そして削れるところは削るし、そして負担もしてもらわないといけない人が増えるし、そして、実際には構造転換もしないといけない。これは大きな問題なんです。
全国政党か地域政党か - 維新が目指す真の姿と政治的立ち位置
ーー「全国政党」それとも「地域政党」どちらを目指すのか。
日本維新の会 藤田文武 共同代表:
私は一貫して全国政党を目指すべきだと。最初にちょっと紆余曲折ありましたが一番最初に来たのが2012年の安倍政権が誕生した年でありますけれども、ここからもう13年経ちまして、一貫してやっぱり国をどうすべきかとか国政のアジェンダーについて、やっぱりもがいてきたっていうのが私達の国政における維新の会のずっと経緯でありますから、これについては私も大事にしています。
というのも私も2012年に維新政治塾に参画させてもらったときに“維新八策”っていうのが当時の執行部から出されて、「日本のこの数十年、先送りされてきた課題をどう解決するか」っていうことが、根本思想として書き込まれ発信されていたのに、私は共感したもんですから。
日本政治における維新の会の役割というのはまだあるぞということを私はずっと思っていて。そのためにはやっぱり全国に仲間を作っていくことが大事だと思いますんで、とにかくそれをやってきた幹事長の3年間だったし、これからもそうありたいと思っています。