1年間で4億2000万個もの荷物が再配達に

 なぜ、このような取り組みを行うとしているのか。背景にあるのが「宅配便」の増加です。1年間に配達される荷物の数が約50億個で、そのうちの8.4%である4億2000万個が再配達に。これはドライバー6万人分の労働力に相当し、人材不足でひっ迫した状態となっています。

 現状を受けて国は「置き配」の標準化を検討していて、「手渡し」の場合に追加料金を設定する案も上がってきています。