ワクチン接種時期は焦らず 流行時期をみて判断を
インフルエンザのワクチン接種について見ていきます。厚労省によりますと、薬事承認や供給の見通しを踏まえて10月1日から定期接種を開始する方向で準備しているということです。
小林院長は「10月1日以降からワクチンが打てると思っていただいていいですが、各病院で対応が異なるため問い合わせてほしい」といいます。
―――ワクチンを接種するタイミングは?
「インフルエンザの感染者を報告する定点観測では、9月第1週目はまだ全然流行の兆しが見られていません。一つの目安としては、定点観測の値が10を超えると感染流行の注意報が出るため、そのあたりで接種を考えていただければいいと思います。
例年で考えると11月頃に打つのがいいんじゃないかと思いますが、おととしの流行ピークは11月だったので、おととしのような流行になる場合は、10月初めの方に打った方がいい。ワクチン持続期間は一般的には3か月程度と言われていて、個人差があるため一概には言えないが、接種時期は流行に応じて考えていただいたらいいと思います」
ーーーインフルエンザワクチンは何歳から接種できますか?
「一般的に生後半年以降は何歳でも接種は可能ですので、むしろ子どもは接種した方がいいでしょう。また妊婦の人も積極的に接種して子どもにしっかりと抗体を持たせるというのは大事でしょう」