富山県関係の国会議員の反応は様々…

8日予定されていた自民党総裁選前倒しの意思確認が行われれば「党内に決定的な分断を生みかねない」と、退陣を表明した石破総理。

県選出の自民党国会議員は反応が分かれました。

参院選大敗を問い、総裁選前倒しを要求すると決めていたという富山2区の上田英俊衆議院議員は「大変重い決断」としたうえで次のように語りました。

自民党衆院富山2区 上田英俊議員
「総裁に就任してから非常に残念だったなと。石破カラーというものがあまり出せなかったのではなかろうかと思ってます。特にですね、物価高対策において4月の時点では給付金は出さないと決めていたのが、国会の終盤になってですね、急転直下、平場での議論もなく「やろうじゃないか」ということは非常に手続きとして残念だったというふうに思ってます」

富山1区の田畑裕明衆議院議員は、次のようにコメントを出しました。

自民党衆院富山1区 田畑裕明議員
「党分裂の1歩手前で重い決断なさったことに心より敬意を表します。政治は結果責任であり、政治空白を生じさせていたとの指摘は正面から受け止めねばなりません」

官房副長官として石破政権を支えてきた富山3区の橘慶一郎衆議院議員は取材に対し、7日、次のように答えました。

官房副長官 橘慶一郎議員(自民党衆院富山3区)
「私自身もですね。まだまだ本当は頑張るというかお支えをしていかなきゃいけない。そこが力不足かなっていうことを自分はやっぱり反省をしております」

自民党の野上浩太郎参議院議員は次のようにコメントを出しました。

自民党 野上浩太郎参議院議員
「党の分断を招くことなく挙党一致の体制を築くため重い決断をされたものと思います。国民政党としての再生に向けて全力を尽くしていかなければならないと考えております」

一方、野党の国会議員は石破総理や自民党の責任は大きいと批判しました。

立憲民主党 衆院比例(北陸信越)
山 登志浩議員
「石破さんは国民の皆さんと感覚が近いということで人気が集まっていたわけですけど実際総理就任後は持論を封印して、言いたいこと、やりたいことができなかったのではないか。私はさらなる政治不信を招いたということで責任重大だと思っております」

国民民主党 庭田幸恵参議院議員
「トランプ関税の交渉もあって日本のトップが変わるというのはあってはならないという思いでやってこられたことも聞いておりますので一定の理解はできるんですけれども。少し今政治空白ができているという状況をかんがみますと遅かったと」

日本維新の会の柴田巧参議院議員は「遅きに失した感は否めない。党内抗争により政治空白が生じている状態だ。総理の責任はもとより自民党の責任は重い」とコメントしています。