プロフィール欄には怪しげなURL…植物が売られているサイトに誘導
さらに取材を進めると、議員の「偽アカ」をフォローしようとした際、「奇妙なことが起きた」と話す女性にたどり着きました。
(女性)「フォローボタンを押したらぴこっとこの画面が出たんです。『カタール オンライン プランツマーケット』。植物売っているのかな?」
出てきたのはインスタグラム側からの警告表示。それによると偽アカの所在地は中国で、「カタール オンライン プランツマーケット」などと過去に合計12回も名前を変えていたと書かれていたのです。
中東の人物なのでしょうか。手がかりを探すと、プロフィール欄には怪しげなURLが出てきました。URLをクリックしてみると、『詐欺の可能性があります』というポップが出現。リンクを開くと、植物が売られているサイトに誘導されました。
アラビア語が書かれたサイトで、「ココナッツの木」や「イチジク」などが、カタールの通貨で販売されていました。
さらに調べると、この人物の連絡先を発見。電話番号の国番号はやはり「カタール」。メールアドレスにはアラビア語圏の男性の名前に多い「モハメッド(mohammed)」の文字が。
この番号に取材班が電話したところ、すぐに切られました。その後、何度発信するも結局、応じませんでした。